2015年1月4日日曜日

映画『きっとうまくいく』

友人に勧められて、「きっとうまくいく」というインド映画を見ました。

実は日本で公開されていた時に、別の友人から「すごい面白いよ!」と言われていたのですが、インド映画は突然踊り出すということを聞いて、なんとなく(嫌いではないのだが)後回しにしていました。



とりあえず、公式サイトと公式の特別映像を貼りますね。
「きっとうまくいく」公式サイト



ここからはネタバレを多いに含むので、これから映画を見たいと思っている人でネタバレしたくない人は見ないでくださいね。


















では・・・映画を見て気になったことが二つありました。
①インドの自殺率 ②インドの英語 です。

まず、①インドの自殺率。
映画では冒頭で卒業できないとわかった学生が将来を悲観して?自殺をしてしまいます。それだけではなくて、主人公の3人のうちの1人も友達を告発するか自分の退学かを天秤にかけろと言われましたが、選ぶことができなくて飛び降りをしてしまいます(命は取り留めた)。そして、学長の息子もどうやら学長からのプレッシャーに耐え切れず自殺してしまっているようです。

この映画を見るまではインドの自殺率について考えたこともなかったので、映画の中でこんなにも自殺の描写があり、正直驚きました。

調べてみたら、WHOによると2012年のデータで、インドは世界で自殺者が最多とのこと。
世界の自殺者80万人超え、最多はインド、WHO報告(朝日新聞デジタル)

社会問題ですよね。日本も他人事ではありませんが。

映画ではキーワードである「Aal Izz Well」(アール・イーズ・ウェル、うまーくいく)を唱えることで、みんなが前向きになっていく様子が描かれていたので、映画を見終わった時には救われた気持ちになりました。



そして②インドの英語。
インドの公用語の中に英語が入っていることは知っていたのですが、インド人が話す英語は聞いたことがありませんでした。今回、初めて映画の中でインドの英語を聞いたのですが、正直、英語として聞き取れたのはほんの一部でした。(劇中ではヒンディー語も多く話されていたようなので、当然かもしれませんが)
インド英語の特徴を理解してから見ると、もう少し聞き取れるようになるかな・・・。

インドの英語についてはこんなページがありましたのでどうぞ。
インド英語はインド映画で (アルク)




映画全体として、心配だった突然歌い出す件については、元々ミュージカルが好きなので特に気になりませんでした。むしろインドの音楽は初めてだったので、新鮮な響きでした。映画の中ではシリアスな描写もありますが、歌のところはとことん明るかったので楽しい印象が残っています。
また、事前にすごく長い映画で、前編と後編に分かれていると聞いていたので、長すぎるということもなく、レンタルだったこともあり自分のペースで見ることができてストレスではありませんでした。
ハッピーエンドというかスカッとした終わり方だったので満足です。
(そういう終わり方が好きなので)

初めて見たインド映画でしたが、他の作品も見たくなったし、インドに対する興味もわいてきました。今年はインドに注目してみようかと思います。



「好きなこと好きなだけ」ご覧いただきありがとうございます。

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